古代米のおはぎ

材料(4人分)

赤米 1升
赤米に対し 塩大さじ1
小豆 1升
小豆に対し 砂糖1kg、塩少々
もち米 1升
もち米に対し 塩大さじ1
紫イモ 3kg
紫イモに対し 三温糖(砂糖)300g、塩少々

作り方

 
  1. 赤米をボウルに入れて、さっと洗い、炊飯器で炊く。
  2. もち米をボウルに入れて、洗い、炊飯器で炊く。
  3. 紫イモの皮をむき、5センチ幅に切って水に浸けておく。
  4. 紫イモを鍋でゆで、ゆであがったらポテトマッシャーでつぶす。
  5. つぶした紫イモを再度鍋にかけ、三温糖(砂糖)と紫イモのゆで汁、塩を少々入れて、あんを作る。
  6. 赤米が炊けたら、すりばちに入れて、塩を入れる。外から回すように練りつぶす。
  7. もち米が炊けたら、赤米と同様にすりばちに入れて、塩を入れる。外から回すように練りつぶす。
  8. 赤米を手のひらでぺったんこにして、ふちを薄くのばし、小豆のあんを入れる。
  9. もち米を手のひらでぺったんこにして、ふちを薄くのばし、紫イモのあんを入れる。
  10. 丸くこねる。

※小豆あんこは、時間がかかるので、前日に作っておく。

「赤米(あかまい・あかごめ)」は古代米の一種です。ぬか部分にはカテコールタンニンやポリフェノールなどの赤い色素が含まれ、玄米の状態で炊くと、きれいな赤い色に炊き上がります。縄文時代、日本に初めて伝わった米が赤米で、邪馬台国や大和朝廷への献上米も赤米が主だったそうです。白米に比べて、たんぱく質や各種ビタミン、ミネラルが多く含まれ、古代からの健康食として注目されています。腹もちがよく、何個食べても胃もたれがしないのも特長です。

詳しい作り方 -その1-

■赤米の炊き方

1)赤米をボウルに入れて、ごみを流す程度にして洗います。

赤米は稲の茎が硬く、ごみがらが出るので、3回くらいでさっと洗います。

 

2)炊飯器で普通の水量で炊きます。

3)炊きあがったら、すりばちにあけ、塩を入れます。赤米一升に対し、塩は大さじ1杯を目安にしてください。

4)すりばちで、外から回すように練ります。

■もち米の炊き方

1) もち米をボウルに入れて洗います。
2) 炊飯器で普通の水量で炊きます。
3) 炊きあがったら、すりばちにあけ、塩を入れます。もち米一升に対し、塩は大さじ1杯を目安にしてください。

4) すりばちで、外から回すように練ります。

■小豆のあんこ(つぶ)の作り方

1) 鍋に、小豆と、小豆の3〜4倍の水を加えて、中火でコトコト煮ます。

2) 沸騰したら水を入れて、再び煮立つと、灰汁(アク)が出てくるので、サッと流します。

3) もう一度、小豆の3〜4倍くらいの水を加えて煮なおします。

4) 柔らかくなったら、砂糖を加えて煮つめます。木しゃもじで、鍋の底を前後にこするようにしながら煮つめていき、こね上がったら鍋のまわりにはりつけるようにして仕上げます。

■紫イモのあんこの作り方

1)紫イモを皮むき器でむきます。

紫イモだけだと色が濃くなると感じたら、ふつうのサツマイモをまぜてみてもよいです。

  2) 紫イモを5センチ幅に切り、水に浸けておきます。
 3) 大きな鍋に、紫イモを入れます。ひたひたにひたす程度に水を入れて、火にかけます。

4) ゆであがったら、ポテトマッシャーを使って潰します。あたたかいうちに潰しましょう。

ゆで汁は残しておくこと!

5) 潰した紫イモを再度鍋にかけます。そして三温糖(砂糖)とゆで汁を入れます。

6) 火にかけながら練り、途中で塩を入れます。

詳しい作り方 -その2-

■包み方 その1(赤米×小豆あんこ)

1)トレイにラップをひきます。

2)手に水をつけて、赤米を軽く手にとり、手のひらで小さな玉にします。

3)手のひらでぺったんこにして、ふちを薄くします。

4)小豆のあんこをのせて包みます。

■包み方 その2(もち米×紫イモのあんこ)

1)手に水をつけて、もち米を軽く手にとり、手のひらで小さな玉にします。

2)手のひらでぺったんこにして、ふちを薄くします。

3)紫イモのあんこをのせます。

4)包みます。

■包み方 その3(もち米×紫イモのあんこ)

 1)手に水をつけて、もち米を軽く手にとり、手のひらで小さな玉にします。
2)小豆のあんこの上に、もち米の玉を転がすようにします。
3)小豆のあんこで、もち米の玉を包みます。