茶めし

 材料(20人分)

うるち米 4合
もち米 6合
大豆(あれば青豆) 1合
豆煎り番茶 1500cc
しょう油 100cc
酒 150cc

作り方

  1. うるち米・もち米は洗い、ザルに上げ、水切りをしておく。
  2. 大豆はフライパンで弱火または中火でゆっくり炒る。
  3. ガス釜の中に、(2)の大豆と、沸騰した豆煎り番茶を入れる。
  4. (3)のガス釜に、(1)の米、しょう油、酒を入れて炊く。
  5. ガス釜のスイッチが上がったら、 20分蒸らす。

今庄地区に伝わる茶めしは、香ばしい豆煎り番茶を使ったおこわめし。ほんのり青緑色で、大豆より甘みのある青豆を使うのが昔ながらの作り方です。今庄ではお通夜や仏事、報恩講の膳に欠かせない一品。今ではお祭りなどさまざまな行事で赤飯の代わりとして食されています。お茶を使ったご飯は、もともとは奈良・京都の僧から伝わったとも言われています。その昔、宿場町だった今庄に立ち寄った僧から教えられ、茶がゆや茶めしを食べる文化が根付いたという説もあるそうです。

詳しい作り方

今回はガス釜を使った作り方を紹介します。

1) うるち米・もち米を一緒にザルに入れて洗う。

ザルで一緒に洗うと、2種類の米がよく混ざり、水切りが早くすみます。

 2) 大豆をフライパンで弱火または中火でゆっくり煎る。
3) (2)の大豆を新聞紙の上に広げ、上から枡(ます)などで押さえゴリゴリと動かす。こうすることで大豆の皮がむける。
4) 大豆をバットに入れ、軽く揺り動かす。皮が浮いてきたら取り除く。
5) 完全に皮が取り除くまで、(3).(4)の作業を数回繰り返す。
6) 大豆をザルに入れ、余分な粉をふるい落とす。
7) 沸騰したお湯で、豆煎り番茶1500ccを淹れて作っておく。
8) ガス釜のスイッチを入れ、(6)の大豆、(7)の番茶、しょう油100cc、酒150ccを入れ、ひと煮立ちさせる。
9) (1)の洗った米を(8)の釜に入れ、しゃもじで軽く混ぜ、ふたをして約15分炊く。
10) スイッチが上がったら、さらに20分蒸らし、全体を混ぜれば出来上がり。

★電気炊飯器を使用する場合

電気炊飯器で炊く場合はうるち米5合にするとおいしく仕上がります。湯だきはしないで、水から全部の材料をいれて下さい。