呉汁

 材料(4人分)

大豆 300g
豆腐 1丁
厚揚げ 1枚
しいたけ 適宜(なくてもよい)
ねぎ 少々
みそ 70g
サラダ油 適宜

 作り方

  1. 大豆は洗って一昼夜水につけておく。
  2. 大きくふやけた大豆をつけ汁と一緒に鍋に入れ、生臭みが取れるまで煮る。
  3. ざるにあげ、冷まして、差し水を加えながらミキサーで砕き、トロリとした状態にする。
  4. 厚揚げ・豆腐・しいたけをひとくち大に切る。
  5. 3. を厚手の鍋に入れ、焦げ付いたりふきこぼれないように注意しながら、厚揚げ・豆腐・しいたけを入れる。
  6. フワフワと3〜4回煮立ったところへ、みそを溶かしながら味をつける。
  7. 器に盛りつけたら、ねぎを添える。お好みで唐辛子を振りかけても良い。

仏教の各宗派が、祖師の恩に報いるため行う年中行事「報恩講」。呉汁は主に、人が大勢集まる報恩講で出される精進料理の一つです。JA越前丹生管内、特に清水地区は、内陸部で伝統的にたんぱく源が豊富ではなかった土地。「畑の肉」ともいわれる大豆を使った料理は、精進料理という点でも、不足しがちな栄養分を補う点でも、たいへん意味あるものでした。清水地区では大豆を砕いて作る方法が主流ですが、豆粉(=生大豆を乾燥させて挽いたもの)を使う地域もあります。

詳しい作り方-その1-

1)大豆は洗って一昼夜水につけておきます。
2)大きくふやけた大豆をつけ汁と一緒に鍋に入れ、生臭みが取れるまで煮ます。
3)ざるにあげます。
4)指で触れるくらいまで、手早く冷まします。
5)差し水を加えながらミキサーで砕いていきます。
6)トロリとした状態にして、厚手の鍋に入れます。

詳しい作り方-その2-

7)厚揚げは1.5〜2cm角のさいの目切りに、豆腐はそれよりやや大きく、しいたけは石づきを取り5mm厚程度に切ります。

8)焦げ付いたりふきこぼれないように注意しながら、厚揚げ・豆腐・しいたけを入れます。

9)盛りつけ時に添えるねぎを切っておきましょう。2〜3mm厚の輪切りに。

10)フワフワと3〜4回煮立ったところへ、みそを溶かしながら味をつけます。

11)器に盛りつけたら、ねぎを添えます。お好みで唐辛子を振りかけてもいいでしょう。