ごんじ

 材料(4人分)

ダイコン 大1本
サトイモ 4個
ニンジン 中1本
打豆 30g
ごま油 大さじ1
しょう油 大さじ2
砂糖 大さじ1
水または出し汁 2カップ
(出し汁は昆布と削り鰹を煮だして作ったものがよい)

作り方

 
  1. 打豆は水につけておく。
  2. ダイコンをなます用かんな又はスライサーでなますおろしにする。
  3. サトイモ、ニンジンを乱切りにする。
  4. 鍋にごま油を熱し、ニンジン・サトイモ・ダイコンの順に材料を炒める。
  5. 打豆の水気を切り、一緒に炒める。
  6. 調味料を入れ、炒め煮する。

大豆を石臼の上でつぶし、乾燥させた「打豆」。福井では伝統的な大豆の保存食として、食生活や報恩講の精進料理に使われてきました。油揚げが貴重だったころ、油揚げの代わりとして煮物や汁物などに打豆を使い、たんぱく質を摂取していました。大豆をつぶすことで、火の通りが早くなり、下ごしらえの時間も短縮できるという知恵が受け継がれている打豆。つぶす時に水につけておくのは、豆を柔らかくするというより、石の上で叩いたときに豆がはじけて飛んでいかないようにするためだそうです。

詳しい作り方

1)打豆を水につけておく。
 

2)ニンジン、サトイモの皮をむき、サトイモは水で軽く洗いぬめりを取る。

  3)ニンジン、サトイモを乱切りにする。
4)ダイコンの皮をむき、なますかんな(又は野菜スライサー)でなますおろしする。
 5)鍋に大さじ1のごま油を熱し、サトイモ、ニンジン、ダイコンの順に中火で炒める。
  6)具材がしんなりするくらいまで炒めたら、水につけておいた打豆の水気を切り、一緒に炒める。
  7)しょう油、砂糖、水(又は出し汁)を加え、ふたをして、汁気が少なくなるまで中火で煮る。
8) お椀に盛りつける。