かいすくい(小煮しめ)

 材料(4人分)

サトイモ 5個
シイタケ 5枚
ニンジン 1/2本
ダイコン 1/3本
平コンニャク 1枚
タケノコの水煮 1/2個
中アゲ 1/2枚
乾燥コンブ 10センチ四方
水 1カップ
砂糖 大さじ2
しょうゆ 40cc
みりん 大さじ1ギ

作り方

  1. 各具材を洗い、皮をむいて、一口大に切る。
  2. 平コンニャクは湯通しをして、波形になるように包丁を入れる。
  3. 乾燥コンブは洗って、小さく裂き、結び目を作る。
  4. 材料を鍋に入れ、調味料も入れて、コトコトと煮る。

小煮しめのことで法事やお正月に必ず作る伝承料理。年末年始に各家庭で食される野菜たっぷりの料理です。「かいすくい」は「貝すくい」とも書きます。昔は実用的なしゃもじが無かったので、貝殻をしゃもじ代わりにしていたそうです。逆に言えば、貝殻ですくえるようなサイズに野菜を切らなくてはなりません。こうして貝殻で器に盛ったことから名付けられました。ホタテの貝殻をしゃもじにしたとも言われています。

詳しい作り方-その1-

1)ダイコンの皮をむき、一口大に切ります。面取りはしなくてもOK。
2)ニンジンの皮をむき、サイコロ状に切ります。
3) サトイモの皮をむきます。軽く洗ってぬめりをとってから切ってください。
4)シイタケを軽く洗います。乾燥シイタケのほうがダシがよく出ます。
5)沸騰した水にこんにゃくを入れ、湯通しをします。

6)中アゲも湯通しをして、油抜きをし、サイコロ状に切ります。

7)タケノコを切ります。

8)シイタケはじくを取り、4等分します。

9)コンニャクを切り口が波形になるように包丁を入れます。

包丁が難しい場合はスプーンでやってもよいです。形が不ぞろいのほうが味がよくしみます。見た目はイマイチですが、手でちぎるのもいいです。

詳しい作り方-その2-

10)乾燥コンブをよく洗い、手で裂きます。コンブを小さく結び、結び目を作っておきましょう。

11)切った具材は一つのザルにいれておきます。

12)具材を鍋に入れ、具材がつかる程度に水を入れます。

13)砂糖、しょうゆ、みりんを入れ、だし汁を足します。

14)鍋に火をかけ、沸騰させます。沸騰すると灰汁(あく)が出てくるので、軽くすくいましょう。中火にしてコトコト煮ます。

15)味見をして、具材にしっかり味がしみこんだら出来上がり。