米づくり-福井のお米ができるまで

米づくりのさかんな福井県

コシヒカリのふるさと福井

福井県は、全国でも有名な米の生産地です。水田が、耕地(こうち)全体の91%をしめるだけでなく、農産物の販売(はんばい) をしている農家のうち84%が、米づくりをしています。

品種(ひんしゅ)は、早生(わせ)のハナエチゼン、中生(なかて)のコシヒカリ、イクヒカリなどがあり、(さけ)づくり用の五百万石(ごひゃくまんごく)などもあります。

生産量をみますと、2009年には134,000トンの収かくがありました。10アール(a)当たりの生産量にすると500kg(作況指数(さっきょうしすう)97)になります。

牛舎とその内部の写真
稲の品種
普通よりも早く米を実らせ収かくできるものを「早生(わせ)」、遅いものを「晩生(おくて)」、中間のものを「中生(なかて)」といいます。
作況指数
作柄(さくがら)のよしあしを示す指標で、その年の「10a当たり平年収量」に対する「10a当たり収量」の比率で表したものです。

稲の品種別作付面積の割合(福井県)

米づくりがさかんな理由

九頭竜(くずりゅう)川や日野(ひの)川、北川(小浜市)などのまわりに平野が広がり、そのほとんどが水田として利用されています。米づくりには、15℃以上の気温とたくさんの水が必要ですが、5月から10月までの(いね)が育つ期間は、気温や水の量がともに十分(てき)しています。

どうしてたくさん作られるの?

むかしは、食べる物が少なく、たくさんとれることが稲の良い品種の条件でした。今は、スーパーマーケットに行ってもたくさんの食べ物があふれていて、いつでも食べることができます。“たくさん”よりも“おいしさ”がもとめられているのです。

コシヒカリは香りや味などを調べた米の食味ランキングで、最高の「特Aランク」を最も多く記録した品種であり、全国で一番おいしい米といえます。

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