米づくり-福井のお米ができるまで

稲作農家の仕事

農家の人たちは、どんな工夫や努力をして米をつくっているのでしょうか。

共同で農業をしている農家・西川さんをたずねて

全国で初めて集落(しゅうらく)を越えた広域(こういき)のグループ「アバンセ乾側(いぬいかわ)」をつくり、農業をしている大野市の西川さんをたずねてみました。

大野市の位置を示す地図
大野市はここ。

西川さんの写真
大野市の西川さん
西川さんの話

土地改良を進めていく中で、農業を続けていくには、共同で仕事をするのが一番よいと考え、「一集落(しゅうらく)一農場」から始め、2000年に「一地区一農場」としてのアバンセ乾側をつくりました。

133戸の農家が参加し、大型機械(27台)を買い、184haの水田を作業計画にもとづき、土づくりや苗づくりから防除(ぼうじょ)(病気や害虫を予防し減らすこと)、稲かり、もみすり、出荷までの仕事を共同で能率よく行っています。大型機械を能率よく使うために、あぜをなくして大きな田(1〜2ha)にして、おもに稲や麦、そばをつくっています。

この組合ができるまでには6年間の準備が必要でした。農家の人たちの理解と協力が得られるように話し合いを重ねました。

これからの目標として、米づくりのほかに、収かくした作物を加工して販売(はんばい)していきたいと思っています。

麦かりの写真
麦かりの共同作業
稲かりの写真
稲かりの共同作業


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