食育のすすめ-食育の先進県 福井

食育を進める福井県

最近「食」の大切さが見直され、福井県でも積極的に「食育」に取り組んでいます。

26歳の石塚左玄
1877年(明治10年)26歳の
石塚左玄(坂西家所蔵)

「食育」という言葉は、いつごろから使われ始めたのでしょうか。福井市出身の医師(いし)で薬剤師でもあった「石塚左玄(いしづかさげん) 」が、今から約110年前に書いた本の中に日本人で初めて「食育」という言葉を書き表しました。そのために、石塚左玄は「食育の祖」と呼ばれ、福井県は「食育のルーツ」と言われています。

また、福井県若狭地域は「御食国(みけつくに)」といわれ、昔から天皇家に地域の食材を送っていました。今でも、小浜市では「御食国若狭(みけつくにわかさ)おばま」として、市全体で「食のまちづくり」をすすめています。

御食国若狭おばま
「御食国とは、古来、朝廷(ちょうてい)に「みにえ」(「みけ」:天皇(てんのう)の御食料のこと)を(おさ)めた国のこと。小浜市では、全国に食の歴史(れきし)と食材に光をあてて、「食のまちづくり条例(じょうれい)」をつくり、「食のまちづくり」をはじめています。

「食育」を進める「ふるさと福井県」では、食材が豊富です。「ふるさと福井県」の食料を調べることは、福井県の自然や歴史、文化、産業をくわしく調べることになります。また、「ふるさと福井のよさ・宝」を発見することもできます。

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