収かくされたウメは、若狭町にある共同選果場に運ばれます。ここには、若狭町だけでなく、県内の各生産地から集められます。ウメは、大きさや品質ごとに箱づめされ、県内をはじめ、京都府や大阪府などに出荷されます。
しかし、近年では、福井梅は、青梅のまま出荷される量が減ってきました。1960年代には、「青いダイヤ」とよばれ、生産量をふやした青梅も、豊作
の年は、ウメのねだんが下がってしまうなど、収入が安定しません。また、福井梅の出荷は、ほかの産地よりおそいため、ウメのねだんが安くなってしまいました。そこで、JA三方五湖では、梅ぼしや梅ワイン、梅ジュース、梅ジャム、梅ゼリーなどに加工し、商品として売り出すようになってきました。