畜産 たいせつに育てる家畜の仕事

肉用牛を飼う野村さんをたずねて

牛を飼うときには、どんなことに気をつけているのでしょう。またどんな工夫をしているのでしょう。

肉用牛を飼う苦労や工夫
野村さんの写真
坂井市の野村さん
野村さんの話

一番気をつかうのは、牛の健康です。そのため、毎日、見回りをして、牛の健康状態(じょうたい)をチェックしています。子牛も育てていますが、産まれてから一ヶ月ぐらいは、いろいろな病気にかかりやすいので、特に気をつかいますね。

えさにも気をつかいます。繁殖(はんしょく)用の牛と肥育(ひいく)用の牛では、えさの種類や配合(はいごう)の仕方もちがってくるんです。成長や健康状態によってもえさを変えなければいけません。

そのためコンピュータに飼っている牛の情報(じょうほう)を入れて、与えるえさの管理をしています。

和牛は、肉の質によって大きくねだんが変わってきます。よりよい肉質の和牛にするために、他の農家へ研修に行ったり、インターネットで飼い方などの情報を取り入れたりするなどの工夫もしています。

それから、ふんや尿(にょう)からたい肥をつくり、有機米(ゆうきまい)づくりのため、田にまいたり、野菜農家に売ったりもしています。

耳につけたふだの写真
耳につけたふだ
牛のえさの写真
牛のえさの1種

ふだの番号で、一頭一頭を区別しやすいようにしています。


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