やさいづくりビギナーでも、楽しく育てられるおやさいの育て方。

難易度 ★★
難易度 ★★★
中国でできた結球野菜。ビタミンCや食物繊維の豊富なハクサイは、多用途で冬の食卓をうるおしてくれる。
・早まきすると病害虫により被害を受けやすく、
  遅まきだと結球しないので、種まきや植えつけの
  適期を厳守する。
・霜の害にやられてしまうので、収穫前に霜が降りた
  ときは、防寒対策をして大きく育つのを待つ。

【START】  植えつけ(目安:9月中旬〜9月下旬)

  • 株間を40cmくらいあけて、苗の根鉢ぐらいの大きさの植え穴を2つ掘り、水をたっぷり入れる。
  • 苗を指ではさんでひっくり返し、ポットから抜く。
  • 穴の水が完全に引いたら苗を置き、まわりから土を寄せて軽く押さえる。水をたっぷりやる。

【2〜6週目】  追肥・土寄せ

  • 外葉をまくり、1㎡当たり30gの化成肥料を株元にパラパラとまく。
  • 肥料を土と混ぜながら株元に土寄せする。植えつけ後、2〜3回行う。

【8週目】

結球部分を手で押してみて、硬く締まっていたら収穫の適期。
外葉を押し広げ、包丁やナイフで地際から切り取って収穫する。

結束

収穫前に霜が降りたら、霜の害を防ぐために防寒対策を行う。早すぎると中に虫がつくので、必ず初霜が降りてからにする。
  • 外葉を束ねて、株の中心あたりをひもで結ぶ。
  • ひもを二重に回して上部で結ぶ。

≪病気≫  黒い点々の正体!

ハクサイの外葉に黒い点々ができるのは「ゴマ病」といい、土中のホウ素の欠乏、低温、多雨などが原因で起こる生理障害。点々のある外葉をむけば、中は食べられる。