中国でできた結球野菜。ビタミンCや食物繊維の豊富なハクサイは、多用途で冬の食卓をうるおしてくれる。
・早まきすると病害虫により被害を受けやすく、
遅まきだと結球しないので、種まきや植えつけの
適期を厳守する。
・霜の害にやられてしまうので、収穫前に霜が降りた
ときは、防寒対策をして大きく育つのを待つ。
【START】 植えつけ(目安:9月中旬〜9月下旬)
- 株間を40cmくらいあけて、苗の根鉢ぐらいの大きさの植え穴を2つ掘り、水をたっぷり入れる。
- 苗を指ではさんでひっくり返し、ポットから抜く。
- 穴の水が完全に引いたら苗を置き、まわりから土を寄せて軽く押さえる。水をたっぷりやる。
【2〜6週目】 追肥・土寄せ
- 外葉をまくり、1㎡当たり30gの化成肥料を株元にパラパラとまく。
- 肥料を土と混ぜながら株元に土寄せする。植えつけ後、2〜3回行う。
【8週目】
結球部分を手で押してみて、硬く締まっていたら収穫の適期。
外葉を押し広げ、包丁やナイフで地際から切り取って収穫する。
結束
収穫前に霜が降りたら、霜の害を防ぐために防寒対策を行う。早すぎると中に虫がつくので、必ず初霜が降りてからにする。
- 外葉を束ねて、株の中心あたりをひもで結ぶ。
- ひもを二重に回して上部で結ぶ。
≪病気≫ 黒い点々の正体!
ハクサイの外葉に黒い点々ができるのは「ゴマ病」といい、土中のホウ素の欠乏、低温、多雨などが原因で起こる生理障害。点々のある外葉をむけば、中は食べられる。