やさいづくりビギナーでも、楽しく育てられるおやさいの育て方。

難易度 ★★
難易度 ★★★
花蕾と茎を食べる野菜で、カリフラワーやスティックセニョールも同じ仲間。
・苗は暑さに強いので夏に植えつける。蕾がつくころ
  には適温となり、晩秋から冬にかけて収穫を行う。
・アオムシ、ヨトウムシなどの害虫がつきやすいので、
  こまめに取り除くようにする。

【START】  植えつけ(目安:8月中旬〜9月中旬)

  • 苗の根鉢よりやや大きめの植え穴を掘る。
  • 穴にたっぷり水を入れる。
  • 穴の水が完全に引いたら、苗をポットから抜いて入れ、まわりから土を寄せて軽く押さえる。水をたっぷりとやる。

【2週目】  追肥・土寄せ

  • 1㎡当たり30gの化成肥料を株元にパラパラとまく。
  • 土と混ぜながら土寄せする。

【10週目】

花蕾が12〜13cmくらいの大きさになり、1粒1粒がはっきり見えて、かつ硬く締まった状態のときが収穫の適期。
  • 花蕾より15〜20cm下の茎から、包丁で切り取って収穫する。
  • 収穫したあとから、わき芽(側花蕾)が伸びてくるので、また収穫できる。

*スティックセニョールの場合*

茎ブロッコリーとも呼ばれるように、茎が長く、花蕾が小さい品種で、主に茎を食用にする。栽培法はブロッコリーと同じ。
 
【7週目】  頂花蕾の摘芯(収穫)
  • 頂花蕾が10円玉くらいの大きさになったら、手で折って収穫(摘芯)する。
  • その後、化成肥料を1㎡あたり30g追肥する。

 
【9週目】  側花蕾の収穫
頂花蕾の収穫後、わき芽(側花蕾)が伸びてくるので、花蕾が育ったら茎を20cmくらいつけて順次収穫する。
写真左、中:
頂花蕾の摘芯
 
写真右:
側花蕾の収穫
 

≪害虫≫  見つけたら捕殺!

ブロッコリーは害虫の被害を受けやすく、特に、葉がやわらかいころに多いので注意する。見つけたら捕殺する。どうしても殺虫剤を使う際は、薬剤を散布する。
 
<アオムシ>
特徴:モンシロチョウの幼虫で、キャベツの仲間に
      つきやすく、葉を食害する
対策:寒冷紗をかける、捕殺する
      (BT水和剤などを散布)
 
<ヨトウムシ>
特徴:葉菜類、根菜類全般につき、夜間に葉や茎を食害する
対策:夜間の活動中に捕殺する
      (DDVP乳剤・マラソン乳剤1000倍液、BT水和剤などを散布)
 
●害虫を防ぐコツ
  • まめに除草する
  • 寒冷紗をかけるなどして虫を寄せつけない
  • 週に1回、捕殺する
  • フェロモントラップを支柱に吊るして虫を捕る