福井県の自然と土地利用

土地のようす

福井県は、木の芽峠 (めとうげ)をさかいに嶺北(れいほく)嶺南(れいなん)に分かれます。嶺北の東部には、1,000m以上の高い山々が(つら)なっています。これらの山々から流れ出る九頭竜(くずりゅう)川、日野(ひの)川、足羽(あすわ)川などの川が、土や(すな)を運び、大野盆地(ぼんち)、勝山盆地、福井平野などの平地や低地をつくっています。

嶺北の北部も高い山々が連なっていますが、北西に向かって低くなり、あわら市、坂井市の北は、坂井北部丘陵地(きゅうりょうち)といわれる台地になっています。

嶺南は、海岸線がのこぎりの歯のように入りくんでいます。大きな平野はなく、小さな平野が細長く続いています。

福井県の位置
福井県はここ。

●赤丸のところをクリックすると各地区の気候グラフが見られるよ。

気候のようす

福井県は、冬の間毎日のようにくもりの日が続き、雪が多く、夏は気温が高く、日照(にっしょう)時間も長いという特ちょうをもっています。

奥越(おくえつ) 地方は、県内でも特に雪が多く、日本でも有数の大雪地帯(おおゆきちたい)になっています。

これに対して、嶺北の海ぞいや嶺南は、(あたた)かい対馬(つしま)海流のえいきょうを受け、冬でも()かく的暖かく、雪の量もそれほど多くありません。

降水量
雨や雪がふった量をあらわしています。たとえば、福井市では1月に280mmの雨や雪がふったことになります。
最新積雪(さいしんせきせつ)
もっとも雪が積もった時の深さをあらわしています。たとえば,大野市の1月でもっとも雪が積もったのは84cmでした。

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