ぼくは草とりサポーター

第44回「ごはん・お米とわたし」作文コンクール
福井県農業協同組合中央会 会長賞
福井市東安居小学校 2年 里 勇輝

 ぼくは、田んぼの草とりサポーターにさんかしています。前からしてみたかったので、ぼくのおかあさんが今年はじめてもうしこみました。

 草とりサポーターのはじめのしごとは田うえでした。五月のおわりに田うえがありました。きかいをつかわずに、お米のなえを手でうえました。はじめて田んぼにはだしで入ったら、足がどろにうまって、歩けなくなりました。一歩ずつ歩くのがたいへんで、おしりからころんでしまいました。お米のなえは、たばになっていて、三本ずつくらいにちぎってどろの中にうえるように教えてもらいました。なえがどろにうまってしまったり、よこになってしまったりと、きれいにうえるのはむずかしかったです。田んぼの中には、おたまじゃくしやあめんぼがたくさんいました。ぼくは田うえがむずかしくて、とちゅうからおたまじゃくしやあめんぼをつかまえるのに、むちゅうになりました。けっきょく、田うえは大人の人がやってくれました。

 草とりサポーターの二回目のしごとは、田草とりでした。田うえをした日から一週間後にありました。田草とりは、なえのまわりを手でかきまわすように教えてもらいました。まだざっ草が小さいので、手でなえのまわりをかきまわすとどろといっしょにざっ草がぬけました。ずっとこしを曲げたまま、一本一本のなえのまわりをかきまわすので、すごく時間がかかりました。ぼくは、とちゅうであきてしまって近くの小川であそんだりしていました。けっきょく、この日もお母さんや大人の人が田草とりをしてくれました。

 むかしの人はきかいをつかわずに、みんなできょうりょくしてお米をつくっていたことがわかりました。まだサポーターのしごとがのこっています。おいしいお米をつくるためにがんばります。