ごはん 大すき

第41回「ごはん・お米とわたし」作文コンクール
福井県農業協同組合中央会会長賞
福井市春山小学校 4年 榊原 瑞


ぼくは、週3回、夕方5時から7時すぎまで、バドミントンを習っていますが、帰ってからのばんご飯が一番すきです。練習に行く前に小さなパンを2こ食べていくのですが、2時間のハードな練習には全然足りなくて、いつも練習中におなかがグーッと鳴ってしまいます。なんとかお茶でごまかしていますが、練習後はクタクタで、おなかがすいて、話をする元気もないほどつかれてしまいます。でも、うれしいのです。なぜなら家には、お母さんがタイマーでセットしたご飯がちょうどたけて、たき大てのご飯が食べられるようになっているのを知っているからです。げん関に大るとすぐに、たき大てのご飯のかおりがしてくるので、本当は、荷物も全部そこに投げすてて、着がえもせずに真っ先に食べたいのですが、お母さんにおこられるので、おなかもグーグー鳴りながら、かたづけと着がえをすませます。ただいつもより早く終わるのでお母さんにほめられます。手あらいと、うがいをすませてから、自分ですきなだけご飯をよそいます。そして、ジャーを開けると、さっきよりもご飯のいいかおりがして、つやつや、モチモチしているご飯を見ていると、思わずジャーの中によだれがたれそうになることもあります。大すきなトンカツがおかずの時は、練習でつかれて食よくがなくても、ご飯を大大のお茶わんで3回おかわりする自信があります。それほどご飯がおいしいので大すきです。しかし、朝食はいつもパンなのです。赤ちゃんの時からパンなのです。なぜご飯じゃないのか聞いてみると、特別な理由はないけど、ぽくの家では朝食は昔からパンなのだそうです。パンもおいしいのですきですが、おなかいっぱいになっても調子が出ない時があります。お母さんに話すと、「本当はご飯の方が目もさめるし、頭もさえるのよ。」と教えてくれました。パンもすきですが、ご飯の方が体にはいいのかなあと思いました。それに、パンは、何かぬったり、具をはさんだりしないとおいしくないのに、ご飯はそのままで食べても、あまくて、食感もモチモチしていて、とてもおいしいと思います。だから、ぼくは、ご飯の方が大すきです。ぼくの家のお米はおばあちゃんの実家があるあわらで作っているコシヒカリというお米です。おおおじが暑くても寒くても関係なく、大変な思いをして、おいしいお米を作ってくれているので、ひとつぶものこしたくありません。そして、ぼくがバドミントンから帰って来て、すぐにたき立てのご飯が食べられるように、じゅんびしてくれているお母さん、体がつらい時もあって大変なのに、1日も休まずご飯を作ってくれてありがとう。ご飯をたくさんおかわりして、心も体ももっともっと大きくなりたいと思います。これからも無理しないで、おいしいご飯を作ってください。