伝承料理レシピ

第9回「のっぺい汁」JA吉田郡女性部 - 試食タイム

ウォーキング教室に参加した女性部員を前に、「のっぺい汁」について語る前田部長。具だくさんののっぺい汁が、寒空の中を歩いてきた皆さんの体をあっためます。JA吉田郡は永平寺地区・松岡地区・上志比地区の3地区から成っています。ですから女性部の出身もさまざま、入れる具材もいろいろの様子。

「私のところは、打ち豆を入れるわ」
「うちは、ギンナンやね」
「百合根も入れるわ」
「なんて豪勢やの、高価な具ばっかりやわ(笑)」
「のっぺい汁を出すのは、浄土真宗の家。私は永平寺の者やで、禅宗で、豆腐とか素朴なものしか出さないわ」
「信仰によって違うでの」

これに豚肉を入れたら、豚汁と呼ぶのか、とろみがあるのがのっぺい汁の特長なのか、など汁物の呼び方の疑問も話題のひとつに。握りたてのおにぎりと、揚げたての唐揚げ、そして新鮮な野菜サラダをいっしょに、おいしくいただきました。

JA吉田郡女性部「うららの仕事」

■「ウォーキング教室」を開催
高齢化に伴う転倒防止、メタボリック症候群の対策として今年初開催した「ウォーキング教室」。福井県総合グリーンセンター(松岡地区)に、月に1度集合し、3キロほど歩きます。緑を眺めながら歩くので、3キロという距離もあっという間に終えてしまうほど。夏の暑さにも負けず、寒い北風の中でも負けず、耐える心も鍛えることができました。
■「みんなが主役・食フェスタ」を開催
2007年12月、第2回「みんなが主役・食フェスタ」を開催しました。1回目の2006年は伝承料理をテーマに、2回目は朝食をテーマに講演会や試食会を行いました。管内には、中国や南北朝鮮出身の外国人も居住しており、お国料理も披露していただきました。
好評だったのはお米の食べ比べ。魚沼産コシヒカリ・JA吉田郡特産「れんげ米」・管内産コシヒカリ・あきたこまち、を食べ比べてもらったところ、味の差はほとんど無く、正解する人もごくわずか。参加者には、値段やブランドではなく、「本当のお米の味」を知る機会となりました。
■テーマを決めた料理教室を開催
毎年明確なテーマと目標を定めて物事を行うのがJA吉田郡女性部の特長。料理教室においても同じことです。働くお母さんのことを第一に考え、2006年は簡単に、すぐにできるレシピを、2007年は地元の旬の食材を利用して、手早く出来るレシピを学びました。
「JA吉田郡女性部は、料理において"捨てずに使う"精神を大切にしています。食材を作ってくれる人、料理を作ってくれる人、すべての人に感謝。だからこそ、失礼にあたらないよう食事マナーの重要性を訴えたい。食育は感謝とマナーから始まるんです」と前田女性部長の言葉です。