福井県の自然と土地利用

土地利用のようす

福井県の面積は、およそ4,200km²で、その75%を森林がしめています。農作物の栽培(さいばい)を目的としている土地の面積(耕地(こうち) 面積)は410km²で、福井県の面積の10%にあたります。耕地のうち水田面積は、およそ372km²で、これは耕地全体の約91%にあたり、全国平均の55%を大きく上回っています。このことからも福井県の農業が、 稲作(いなさく)中心であることがよくわかります。

耕地面積は、毎年少しずつ () ってきています。これは、市がい地が広がったり、新しい道路がつけられたりしたためです。

福井県の土地利用図

各地のおもな農林水産物

福井県では、各地で、コシヒカリ、ハナエチゼンなどの米がつくられています。
米以外には、おもにどんな農産物があるのでしょう。

坂井北部丘陵地(きゅうりょうち) では、広い畑を利用して、メロンやスイカなどがつくられています。三里浜では、砂地(すなち)を利用してラッキョウがつくられています。大野盆地(ぼんち) では、昼と夜の気温の差が大きい気候を利用してサトイモがつくられています。 

また、冬でも(あたた) かく雪が少ない気候を利用して越前海岸ぞいではスイセンが、三方五湖周辺ではウメがつくられています。

水産物では、アジ、ブリ、カレイ、イカなどがよくとれます。全国的には、越前がにや若狭(わかさ)がれい、(あま) エビなどが有名です。また、嶺南地方では、フグやタイの養しょくが行われています。

林産物では、嶺北(れいほく)のスギや嶺南(れいなん) のマツ、ヒノキ、大野市のマイタケ、丹生(にゅう)郡の原木(げんぼく)シイタケなどがよく知られています。


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